陶器やきものと焼く温度

陶器とやきものは、似たようなものに見えますが、実際には意外と異なっているものです。その一つに仕上げに焼く温度が挙げられます。まず、陶器の場合ですが800度から1250度の間で焼き上げます。やきものの場合だと1200度から1400度で焼き上げます。比較してみると、よりやきもののほうが高い温度で焼き上げなければならないということがわかります。

さらに、この二つでは焼く方法も異なってきます。焼く方法の一つに、酸化焼成というものがあります。これは、窯内に酸素を十分に取り込んで、徐々に温度を上げながら、青白い炎を用いて焼く方法です。もう一つの方法に、還元焼成があります。これは、窯内の空気の流れを遮断して、不完全燃焼の状態で焼き上げる方法です。

ちなみに、この方法は、一酸化炭素が発生する場合があったり、燃料の種類や供給のタイミングが難しいため、高度な技術が必要です。陶器の場合だと、酸化焼成でも還元焼成でも作ることができます。しかし、やきものの場合、還元焼成でしか作ることができません。そのため、後者の方が焼く方法を考えた時に難しく初心者には向いてないということができます。初心者の方は、陶芸から始めてみてはいかがでしょうか。

温度