陶器・やきものの吸水性

吸水性

私たちの生活において身近な存在である陶器・やきもの。調味料や水など液体を入れて使うこともあるかもしれませんが、陶器・やきものの吸水性はいったいどれほどなのでしょうか。そもそも、やきものとは陶磁器のことを指し、陶磁器とは陶器と磁器を総称したものです。陶器と磁器の違いはどこにあるかというと、前者は土が主な原料となっているため吸水性が高いですが、後者は岩石が主な原料となっているため水をほとんど通しません。

では具体的な吸水性の違いについてみていきましょう。まず陶器は上で述べた通り、水を浸透させやすいです。しかしながら釉薬がかけてある場合がほとんどなので実際は水を通さないのが普通です。かといって、完全に水を通さないというわけではないため、など色のついた液体は染みの原因となってしまうので気を付けた方がよいでしょう。

また他にも注意すべき点としては、洗うときに洗剤の中に長時間漬け置きしたり、熱湯で洗うことを避ける、ということです。一方磁器はほとんど水を通さないため、あまり気にせずに使用することができます。意外と上で述べたような違いを知らない人が多いのではないでしょうか。気を付けるべきことに注意して、ぜひ日常生活でたくさんのやきものを使ってみてください。